水性ワックスは大きく分けて三種類

水性ワックスの種類は大きく分けて3種類あり、今回はそれぞれの水性ワックスの特徴についてご紹介いたします。

水性ワックス

水性ワックスは天然または合成のロウを主成分としたワックスです。水性ワックスはコストがお手頃で、自分で塗ることも比較的に行えるのが特徴で、そのため天然を好まれるご家庭で使用されてきました。一方で、効果が長持ちしないというデメリットがあり、美観をキープするには数カ月に一度のワックス追がけが必要となります。年に一度は塗り替えが必要となります。

水性樹脂ワックス

水性樹脂ワックスはアクリル樹脂などの合成樹脂を主成分としたワックスです。水性ワックスに比べると光沢があり、スーパーのホームセンターなどでシートタイプやボトルタイプで市販されています。施工は水性ワックスと同じ、自分でできますが年に一度くらいの塗り替えが必要となります。

水性ウレタンWAX

水性ウレタンワックスはウレタン樹脂を主成分としたワックスで、強い塗膜を形成することで高い耐久性を持っています。ほかの水性にワックスに比べ、性能面で秀でており塗り替え期間も約3年とメンテナンスの面でも優れています。あえてデメリットを挙げるとすればまず入力しにくくコストが高額なのと施工の仕上げが難しいことと黄ばみが生じることです。

ウレタン樹脂の配合量による心配

ウレタンの配合量は光沢や耐久性(主にキズ)と比例するデータがあり、ウレタンを高濃度で配合したワックスがあります。ウレタンの有効成分を高配合することで高い光沢性と耐久性を併せ持つワックスで、耐久期間は約5年とほかのワックスに比べてとても長くなっています。ただ、ウレタンのマイナス面として黄ばみがあります。色味に関してはやや黄色に変色する傾向があり、白っぽいフローリングが主流となっているシートフローリングでの使用は注意が必要となります。

一長一短の水性ワックス選びは難しい

水性ワックスの種類によって特徴が異なるので、どの水性ワックスを使用するかを判断するには、まずは自分の要望(ニーズ)を明確にする必要があります。コストなのか、効果の持続期間なのか。またご家庭のフローリングの種類やライフスタイルによってもどの水性ワックスが適しているか変わってきてしまいます。

コストを際限がなく使えるとしても現状把握を怠ればうまくいかないのがワックスがけです。後悔しないワックスがけをするためには自分がいかに納得して行うか。ご自分だけで判断するのが難しい場合はプロの参考意見を聞いてみるのも一つの方法かもしれません。


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