最近「古民家」という言葉をよく聞きます。古くからある家を大切に残しつつ再利用していくケースが増えています。

「古民家」の定義を調べると色々細かい決まりがあるのですが、皆さんが思い描く古民家は田舎にある一軒家風が多いのではないでしょうか。今私たちが住んでいる家も古民家と同様に、大事にいつまでも長く住んでいきたいと思っている人が多いはずです。

そこで今回は「家を長持ちさせる」というテーマでお話ししたいと思います。 「家を長持ちさせる」とは・・・「大事に使い、長く使用する」ということになるわけで、どうすれば「家を長持ちさせられる」のか考えてみました。

注目したのは家の中で毎日の使用頻度の高い「床」についてです。 朝起きてから、夜寝るまで床の上を歩いて生活しますので、一番酷使されている家の部分が「床」になります。

その「床」を長持ちさせるにはどうしたらよいのか・・・

①キレイに使う
②大切に使う
③こまめなメンテナンスを行う

といった対策が挙げらます。

ではまず①から。これはもうお掃除です。汚さないように使うのが一番ですが、それは無理なんで、こまめな掃除をするに限ります。しかしお掃除の際にもキズてけてる事って意外と多いんですよね・・・。

②はキズなど付けないように、カバーをするなどが挙げられます。例えばイスの足にフェルトのカバーを付けるだけで、フローリングにキズが付くのを防げます。机や荷物やイスを引きずらないで、できるだけ持ち上げるのもキズをつけないようにする方法です。掃除機も毎日するとキズをつけることになるので、掃除機以外の物を使って掃除してみる。など。

そして③。こまめなメンテナンスとは・・・。床だとコーティングをしてみる、目立たないうちにキズを直してみる、とかですかね?

掃除とメンテナンスの違いってなんでしょうか?

掃除(クリーニング)は汚れてから行うこと。対してメンテナンスは日ごろから定期的に汚れて(傷ついて)いるところはないかチェックしつつ汚れないよう(傷つかないように)に対策をすること。

そう!「汚れてしまう前に」「キズがついてしまう前に」なんです。予防ですね。

革靴やスニーカーも雨が降る前に防水スプレーをして汚れないように事前に予防するのと同じ感じです。いつまでも「キレイ」を保ち、「キレイ」だからこそ大事に長く使う気持ちが芽生えるんだと思います。

家も靴も愛情をもって、大事に使っていけばきっと「長持ち」します。 その為には普段から「大切に思う気持ち」と少し面倒でも「予防・メンテナンス」をしっかりすれば大切な家も「長持ちさせる家」になるんではないでしょうか。