今回は12~13年程前にインテリアオプションで弊社の「エバーグラスコート」をご購入いただいたお部屋の「フロアリフレッシュ」をさせていただきました。
ご依頼はそのお部屋の賃貸管理をされる管理会社様から。なんでも「賃貸に出したい」ということでキレイにして欲しいというご希望でした。
本来ならば「フロアリフレッシュ」の場合は必ず現地を下見してから施工に入るのですが、今回は下見ができないとのことで、管理会社様との打ち合わせのみで施工となりました。
さて、久しぶりに見る「エバーグラスコート」を施工したフローリングがどのような状態なのかとても楽しみです。
【施工前(打合せ~)】
①物件名とお部屋番号の確認
実は最初の段階で私が物件名を勘違いしており、行き違いがあったのですが・・・これは無事解決。
②見積書を作成&提出
確認後以前施工したお客様だったので、保管してあった図面を元に㎡数や間取りの確認して、見積書を作成。
③発注のご連絡あり
2タイプの見積書を提出していたので、どちらのタイプで施工するかも確認
④工事に関しての打合せ、確認などをメールで担当者様とやりとり
・リフォーム及び室内清掃の業者様が先に入るので、フローリングに仕上げWAXをするかしないか。
・退去後に残っている家電や家具等はないか?(これは賃貸や売りに出される場合食器棚等を残して行かれる場合があるため)
・水道、電気等は使用可能か?(まれに既に止めてしまっている場合あり)
・工事日の確認(リフォームはいつまで?)
といった内容をメールで細かく確認しました。
【施工日当日】
①液剤、機材、資材をチェックしながら車に積み込む
②現地到着後すぐに管理人室へご挨拶
この時に搬入経路、使用可能なエレベーター等の確認をしておく
③玄関・玄関扉を養生し、資材を全て部屋内へ
共用廊下には出しておかない
④まず楽しみにしていたお部屋全体のチェック





ざっと拝見する限りはとてもキレイです。(12~13年経ってるとは思えません!)
「エバーグラスコート」の状態もやや艶がなくなっているところもありますが、全体的にはキレイです。
⑤今度は各お部屋ごとに細かくフローリングの状態をチェック
よく見るとノリがついているところ、汚れがついている部分があります。



⑥ノリがついている部分を軽く研磨

⑦ハクリ剤で汚れなどが取れるか一部分で試す


⑧どのように部屋全体をキレイにしていくのかプラン(作戦)をたて、必要な機材を用意
⑨養生する
洋室内のウォークインクロゼットやリビングのドアストッパーも忘れずに。



⑩全体をアルコール拭き
アルコール拭きで取れない汚れは部分的にハクリ剤を使用します。

⑪全体を掃除機かける
キズを防ぐために、ゴロゴロせずになるべく持ち上げます。

⑫機械を使い下地調整

端の細かい作業は別の機械で手作業。

⑬掃除機をかける。
⑭アルコール拭きをする。
この後コーティング作業になるので念入りに床のチェックもします。同時に床の補修作業も行います。


完全に元の状態には戻りませんが、かなり目立たなくなります。
(全てのキズや凹みが補修できるわけではありません)
⑮「エバーグラスコート+プラス」を塗布

⑯表面が乾くまで乾燥

⑰他の洋室、廊下、LDKも「エバーグラスコート+プラス」を塗布


⑱1日乾燥させます
⑲翌日、仕上がり具合をチェックしながら養生をはがして完了




この後(別日)管理会社様にも確認していただき無事納品完了です。
~まとめ~
今まで施工した「フロアリフレッシュ」は水性WAXを施工していた場合だったのですが、今回初めて「エバーグラスコート」をしていただいていたお客様でした。10年以上経過した「エバーグラスコート」がどんな状態になっているのかを見る貴重なチャンスでもありとても楽しみにしていました。
部分的にノリや汚れがついている箇所が見られましたが、とても10年以上生活されていたフローリング
には見えないくらいキレイに使用していただいていて嬉しかったと同時に「エバーグラスコート」の
効果も再確認できました。
お部屋はこの後賃貸に出されるようですが、しっかり再コーティングさせていただいたので今後もキレイに使用していただけるかと思います。
