2022年3月、1本の通話から始まった『大型プロジェクト・既存床再生』への参加。山あり谷ありのジェットコースター感たっぷりなお仕事でしたが、2023年8月28日完了しました。足掛け15か月、受注から完了までのお話をまとめていきたいと思います。結構な大河ドラマになるんじゃないですかね。
2022年3月7日
「本日、現調してほしい…時間がないので…」
と、神妙なお電話。なにやらただ事ではなさそうな雰囲気で、気圧されるように現場へ急行。
スタッフ3名で伺ったのは幼稚園!!
案内されるまま目の飛び込んできた現場は・・・
教室 – 約100㎡の保育室が3部屋 –
すさまじく劣化した集成材フローリング
表面コートが全くない、だたの板状態のざらざら(削れ等)に劣化した中央部分
表面コートが割れていても残っている教室の端部分
廊下 – 約80㎡と100㎡の2本 –
中央部分が色褪せ、ひどく黒ずんでいる
遊戯室 – 約185㎡ –
色褪せとキズと一部が跳ね上がったフローリング
多目的室 – 約65㎡ –
表面コートが残っている
現床材は30年ほど使用
7、8年前に再生工事・ウレタン塗装(削り研磨+ウレタン塗装)を行っている
他社のテスト施工が(水性樹脂WAX、ウレタン塗装、シリコン塗装×2種類?)既に数か所
園長先生のご要望は、
「再生してほしい」「まだ使いたい」「コーティングしてほしい」
とのこと。
ご希望をお聞きした上、口頭でコーティングの種類や特徴、メリットとデメリットを簡単に、そして弊社の抗菌ガラスコーティング=エバーグラスコート+プラスの簡単な商品説明と意見を申し上げました。
コーティングについてお伝えしたこと
・年間清掃のコスト削減(多少?)と日常清掃の簡易ができる
・抗菌性能、撥水、防汚等の高機能性を付加できるので安心安全と手間なし快適が手に入る
・早い段階での大規模な床の張替えリフォームをお勧め
2022年3月9日
とにかく見積をいただいきたいとの依頼(数日後の2022年度の予算会議に資料提出を間に合わせたかったので急いでおられた)に対して『弊社JWコーポレーションとして出来ること』として、ご提案書とコーティングの種類と比較表の資料を提出いたしました。
現調スタッフからは、かなり難易度が高い案件だとの報告があり、これまでの私たちの経験をフル活用することになりそうだという空気に包まれました。施工工程や材料などを話し合い、想像を固めていました。
予算会議の結果、今期2022年度の予算にはエアコン設置、もしくは交換が優先ということになりました、と連絡がありました。残念ではありましたが、ほっとしたような・・・実のところ何とも言えない気持ちになりました。
そして、10か月ほど月日が流れて。
2023年1月末
再び、園からお電話が。
「夏休みに全教室と廊下工事、約631㎡でお見積りお願いできないでしょうか」
なんと、リフォームのお話が再浮上。
前年のお見積りと条件も異なるので、再度練り直して提出しました。
・・・そして3ヶ月
2023年5月
「夏休み・全教室と廊下工事でほぼ決定です」との連絡をいただきました。
正式決定は、少し先になるらいいのですが、工事をやる方向で話は進んでいるようです。
現調は正式決定後にということに。
・・・2ヶ月
2023年7月
工事が正式決定したご連絡いただきました。
夏休み・全教室と廊下工事で決定しました。現調は7/18にということです。
夏休み中に完了となると、スケジュール的にギリギリの勝負となるので、腕の見せ所といったところでしょうか。
消えたプロジェクトのはずが…約1年半越しに2023年7月の決定するまでの間、受注が無くても工程の検討とテスト(意外と楽しみながら迷走しながら)を行っていました。仕上りが想像できない現場は初めての経験でした。・・・・・・「現地調査2・工程テストと社内分裂」に続きます。
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